公益社団法人島尻青年会議所オフィシャルブログ

長いながい5月が
終わろうとしている。

途切れることのない
時間の連続だったから
自分で無理やり流れを止めることにした。

このままだと
どこまでも流されていきそうで
不安になったからだ。

この後数分で6月がやってくるが
その前に立ち止まって
乱れて壊れかけている自分の姿を
確認しておきたかった。

一時的に乱れ壊れることは
悪いことじゃない。

一心不乱に身を投げれば
そんな状態になるのは当たり前だ。

問題はその現状を
そのまま自分に受け入れることができるどうかだと思う。





写真は長崎県にある
とある有名な廃墟の島

30歳を超えたころだったと思う
当時一番近い存在だった男と
常識ではない手段を使って
その島に潜入した。

ふたりとも
何かのきっかけを探していた。

そして
この危険極まりない島で
テントを張り夜を明かした。

イカを釣り、刺身にして
カセットコンロで缶詰めのつまみをあぶって
麦焼酎をあおった。


当時は何もかもが不十分に感じていた。。。

埋めきれない心の隙間を隠すために
危険な行為に身を委ねていた。

そのときは
一生船乗りでいようと思っていたし
今の仕事も、そして
まさか今のような活動をするなんて
想像もつかなかった。



あの時探していたものが
見つかりそうだ。

心の隙間を埋めるには充分なものが
私の前に積み重なっている。

一心不乱に身を投げても
抱えきれないものが現実になって
今、両手にあふれている。


あの島で見た
映像が再びよみがえる。

遠い記憶の映像。。。



確かにその時も5月だったはずだ。


一緒だった男は
ハルというやつだが
あいつは今何を抱えているのだろうか

私はあの破壊の映像を見た日から
今になって
やっと何かが変わりそうだ。




無機質な事務所に
潮と油の混じった匂いが
漂ってくる気がする。。。